イベント情報
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2020年(令和2年度)
2020年度SPARC Japanセミナー年間予定表

第1回 SPARC Japan セミナー2020
「研究データ公開:フルオープンと制限公開の境界線」

日時

2020年10月2日(金)13:00-17:00

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場所

オンライン開催

イベントは終了しました。
多数のご参加,アンケートご協力ありがとうございました。
当日の発表資料および動画は後日公開いたします。今しばらくお待ちください。

更新記録

?参加申込受付を開始しました。(2020/9/25)
?プログラムを更新し,講師紹介?講演要旨を公開しました。(2020/9/18)
?ウェブページを公開しました。(2020/9/14)

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アウトライン

【概要】

  研究データの公開が広く推奨されている一方で、条件を満たした特定の利用者にのみデータを提供する制限公開を行っている学術分野がある。昨今、研究データのライセンスや機密保持の観点からこの制限公開に対する関心が高まっているが、どのようなルールに基づいて研究データを公開、制限公開、非公開に区別しているのか、データ所持者、データ利用者等のステークホルダーとどのような取り決めを行っているのかについてはよく知られていない。また、特定の研究者、機関内のみに限定して研究データを提供する制限共有との違いは何であろうか。

  現在、制限公開や制限共有を行う機関から制限公開の実態(データ提供者との関係性、制限公開の提供フローとその労力、利用者情報の管理)を共有することで、機関が制限公開を行う際の課題を明らかにする。

【参加対象者】
  図書館員,研究者,URA,学術出版職にある方々

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プログラム
司会: 朝岡 誠 (国立情報学研究所)

時間

内容

講師

13:00-13:05

開会挨拶?概要説明

朝岡 誠
(国立情報学研究所)

13:05-13:25

「研究データの公開?利用条件指定ガイドライン」と制限公開

池内 有為
(文教大学 文学部/研究データ利活用協議会 研究データライセンス小委員会 )

13:25-13:45

宇宙科学研究所におけるデータ公開?制限公開に関する議論の紹介

海老沢 研
(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)

13:45-14:05

データ流通市場におけるデータ公開の事例?論点

上島 邦彦
(株式会社日本データ取引所)

14:05-14:25

ヒトデータの共有のための取り組み

三橋 信孝
(科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター)

14:25-14:40

休憩

14:40-15:00

農研機構統合DBの構築とデータ共有の取り組みについて

桂樹 哲雄
(農業?食品産業技術総合研究機構(農研機構))

15:00-15:20

材料分野の研究データ公開における理想と課題~NIMSの事例から~

篠田 陽子
(物質?材料研究機構 統合型材料開発?情報基盤部門)

15:20-15:40

社会科学分野におけるデータ提供の実態―データアーカイブ機関と利用者の最前線

仲 修平
(東京大学社会科学研究所)

15:40-15:55

休憩

15:55-16:55

パネルディスカッション

【モデレーター】
八塚 茂
(バイオサイエンスデータベースセンター) 
林 賢紀
(国際農林水産業研究センター) 

【パネリスト】
池内 有為
(文教大学/研究データ利活用協議会 研究データライセンス小委員会)

海老沢 研
(宇宙航空研究開発機構)

上島 邦彦
(株式会社日本データ取引所)

三橋 信孝
(バイオサイエンスデータベースセンター)

桂樹 哲雄
(農業?食品産業技術総合研究機構(農研機構))

篠田 陽子
(物質?材料研究機構)

仲 修平
(東京大学社会科学研究所)

16:55-17:00

閉会挨拶

武田 英明
(国立情報学研究所)

参加費
無料
参加申込

イベントは終了しました。多数のお申込み誠にありがとうございました。
今回ご参加いただけなかった方は,恐縮ですが終了後に当サイトで公開する資料等をご参照ください。


お問い合わせ先: 国立情報学研究所 学術基盤推進部学術コンテンツ課支援チーム SPARC担当
E-mail sparc-seminar@nii.ac.jp

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講師紹介

◇池内 有為  (文教大学 文学部 専任講師/研究データ利活用協議会 研究データライセンス小委員会)

文教大学文学部専任講師。博士(図書館情報学)。慶應義塾大学法学部卒業(1995年)、同文学研究科図書館?情報学修士課程修了(1997年)の後、1997年から2005年までフェリス女学院大学附属図書館勤務。主婦、筑波大学大学院博士後期課程を経て、2019年より現職。専門領域は研究データ共有とオープンサイエンス。2017年に研究データ利活用協議会にて研究データのライセンス検討プロジェクト小委員会を立ち上げ、2019年から研究データライセンス小委員会としてガイドラインを策定。2020年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。

◇海老沢 研  (国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 教授)

1986年京都大学理学部卒業、1991年東京大学大学院理学系研究科修了。 宇宙科学研究所にて日本学術振興会特別研究員を経て、1992年よりNASAゴダード宇宙飛行センターにてX線天文学の研究とX線衛星データアーカイブ開発に従事。2001年から2004年までNASAから派遣され、ジュネーブ天文台インテグラル衛星データセンターに勤務。2005年より宇宙科学研究所教授。X線天文学の研究と大学院教育(東京大学天文学教室)に従事しつつ、科学衛星運用?データアーカイブユニット(C-SODA)にて科学データアーカイブDARTSの開発?運用を行う。宇宙科学研究所科学データ専門委員会委員長。

◇上島 邦彦  (株式会社日本データ取引所)

株式会社日本データ取引所に創業メンバーとして参加。事業企画?プロダクト開発全般に従事。企業間のデータ調達?販売支援を始めとして、データ製品開発や社内データ戦略企画などにも携わる。研究データライセンス小委員会メンバー、データ流通推進協議会技術基準検討委員会副主査。

◇三橋 信孝  (国立研究開発法人科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター)

国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)研究員。東京大学大学院理学系研究科修士課程修了後、民間企業にてライフサイエンス分野のソフトウェア開発に従事。ライフサイエンスデータベースセンター(DBCLS)研究員を経て、2011年より現職。NBDCヒトデータベースの情報セキュリティポリシー策定?情報システムを担当。NBDC、DBCLSの研究者と共同で、日本人ゲノム変異の統合データベース「TogoVar」の開発?運用に取り組んでいる。

◇桂樹 哲雄  (国立研究開発法人農業?食品産業技術総合研究機構(農研機構) 農業情報研究センター)

2002年大阪府立大学工学部海洋システム工学科卒業、2005年同大学院工学研究科機械系専攻博士前期課程修了、2011年同航空宇宙海洋系博士後期課程単位取得退学、2014年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員、豊橋技術科学大学情報?知能工学系助教を経て、農業?食品産業技術総合研究機構農業情報研究センター データ戦略推進室主任研究員に着任。流体計算の分野で研究キャリアをスタートし、バイオインフォマティクスの分野で植物代謝の計算手法を開発、ケモインフォマティクスの分野で化合物の構造活性相関の研究に従事した。現在は農業データ利用促進のためのデータベースに関する研究?開発を行う。

◇篠田 陽子  (国立研究開発法人物質?材料研究機構 統合型材料開発?情報基盤部門)

国立研究開発法人物質?材料研究機構 統合型材料開発?情報基盤部門 材料データプラットフォームセンター データサービスチーム所属。研究機関、研究費配分機関、大学研究室で研究支援業務に従事後、2016年に同機構に転職し、2019年6月より現職。研究データポリシーやサービス利用規約の策定に携わっている。

◇仲 修平  (東京大学社会科学研究所)

日本学術振興会特別研究員を経て2018年4月より現職.専門分野は,社会階層論,計量社会学.主な研究関心は,雇われない働き方の実態を量的/質的調査に基づいて検討すること.主著は,『岐路に立つ自営業―専門職の拡大と行方』(勁草書房,2018年).データアーカイブ研究センターでは,調査基盤研究分野(公開データの準備や提供等に関わる業務)で活動している.

◇朝岡 誠  (国立情報学研究所/オープンサイエンス基盤研究センター 特任助教)

2020年度SPARC JAPANセミナー企画ワーキングメンバー。 東北大学大学院文学研究科修士課程修了、博士課程単位取得満期退学。東京大学社会科学研究所、立教大学社会情報教育研究センターを経て、2019年より現職。現職では人文学?社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業に携わり、制限公開によるコンテンツ提供について研究している。

◇八塚 茂  (科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター)

国立研究開発法人科学技術振興機構バイオサイエンスデータベースセンター研究員。システムエンジニア等を経て,2015年10月より現職。研究対象が多様でかつ各研究機関に分散している生命科学系のデータを収集し,調査や整理を行った上でメタデータを付与し,明確な利用許諾のもとで公開する事業に携わっている。

◇林 賢紀  (国際農林水産業研究センター)

国立研究開発法人国際農林水産業研究センター企画連携部情報広報室情報管理科。2014年4月より現職。博士(情報学)。図書館や公式Webサイトの運営管理,データベースの構築支援など,研究情報の収集及び発信に携わっている。
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講演要旨

◆「研究データの公開?利用条件指定ガイドライン」と制限公開

   (池内 有為)

2019年に研究データ利活用協議会(RDUF)研究データライセンス小委員会は、研究者やステークホルダーが研究データのライセンスに関する共通理解を深め、適切な公開方法を決定するためのツールとして、「研究データの公開?利用条件指定ガイドライン」を公開した。ガイドラインは、文献調査、インタビュー調査、質問紙調査、イベントでの公開ディスカッションなどに基づいて策定された。講演では、ガイドラインの概要、およびフルオープンと制限公開を判断するプロセスについて紹介することによって、本日の議論の枠組みを示したい。

◆宇宙科学研究所におけるデータ公開?制限公開に関する議論の紹介

   (海老沢 研)

数年前まで、宇宙科学研究所 (ISAS) では、何を「データ」と呼ぶのか、その「データ」を公開してよいのかどうか、はっきりしないような状態が続いていた。2017年度より所内に「科学データ専門委員会」が設立され、正式なデータポリシーを策定した。そこでは対象となる「データ」を定義するともに、原則としてすべてのデータは公開とし、非公開とせざるを得ない理由を限定した。また、非公開データについては、担当者と非公開期限を定めることにした。
データポリシーが策定されたおかげで、データに関わる議論は進めやすくなったが、具体的に、各データのどの部分を公開するか非公開とするか、非公開の場合はその期限をどれだけにするか、など判断が難しい場合も多い。それらについて、委員会で議論を進めながら、個別に判断している。
本講演では、そのような議論を紹介するとともに、同じ課題を抱えている他機関との情報交換も期待している。

◆データ流通市場におけるデータ公開の事例?論点

   (上島 邦彦)

民間企業のデータ公開にはしばしば多くの障壁が生じます。その背景には法的課題や技術的問題だけでなく、ブランド毀損やビジネス機会の損失リスク、ITリテラシー格差といった諸問題もつきものです。利用規約の作成、業務フローの標準化、提供内容?方式の棲み分け、UI/UXデザインによる事故防止など、さまざまな工夫が行われています。
本報告では、スタートアップ企業の視点から、日本企業のデータ取引によくある論点と、データ流通市場サービスを介してデータを限定公開する事例を紹介します。

◆ヒトデータの共有のための取り組み

   (三橋 信孝)

2013年に運用を開始したNBDCヒトデータベースは、生命科学や医療の分野で生み出されたヒトに関する様々なデータの共有を推進しています。個人単位で決定されたゲノム配列が主な格納データです。ヒトデータの共有では、データの使いやすさと研究参加者のプライバシー保護のバランスが非常に重要です。
NBDCヒトデータベースでは、データ提供者は、研究参加者との間のインフォームドコンセント、データのプライバシーレベル、研究の進捗状況などによって、適切な共有方法を選択することができます。個人情報の保護や倫理面にも配慮しながら、データの利用を促進するためのこれまでの取り組みを紹介したいと思います。

◆農研機構統合DBの構築とデータ共有の取り組みについて

   (桂樹 哲雄)

近年、農業分野における研究環境のICT化にともなって電子データが急増している。多大な労力をもって生み出された研究データは、それ自体が貴重な財産であることから、これらを適切に収集?管理し、利活用することが研究活動を加速化し、従来の分野?領域を超えた学際的な研究を創出できると期待される。そこで、農研機構では研究データの適切な保存?管理?整理を目的としたデータ基盤として、「農研機構統合DB」を構築し、2020年度から試験運用を開始した。データ再利用の観点から、機構内のデータは基本的に機構職員が自由に参照できる仕組みを構築した一方、ライセンスや機密保持の観点から、参照制限をかけるものも存在する。
本講演では、農研機構統合DBの概要を示したのち、オープン?クローズド戦略に基づいて実際にどのようなルールと仕組みでデータの共有を行っているかを紹介する。まだ手探りのところもあるため、本講演を通じて皆様のご意見を伺いたい。

◆材料分野の研究データ公開における理想と課題~NIMSの事例から~

   (篠田 陽子)

物質?材料研究機構では2017年に材料データプラットフォームセンター(DPFC)を設置し、材料分野におけるデータ駆動型研究の促進に貢献する材料データプラットフォームDICEの構築に取り組んでいる。DICEは材料データの入り口(収集)から出口(利活用)までを一貫して扱うシステムであり、取り扱う研究データの来歴や性質は多岐にわたるため、DPFCでは各サービスの在り方や運用について検討し議論を重ねてきた。本発表ではDICEでの事例を紹介しつつ、研究データ公開における理想と課題を考える機会としたい。

◆社会科学分野におけるデータ提供の実態―データアーカイブ機関と利用者の最前線

   (仲 修平)

本報告の目的は,データアーカイブ機関と利用者の関係に着目して社会科学分野におけるデータ提供の実態を共有することである.具体的には,(1)どのようなフローでデータを利用者へ提供しているのか,(2)データの提供に際していかなる検討を実施しているのかという点である.両者について,東京大学社会科学研究所附属社会調査?データアーカイブ研究センターが構築しているSSJデータアーカイブ(Social Science Japan Data Archive)を事例としてみていきたい.そのことを通して,学術目的で利用するデータの公開をより一層進める一方で,利用者へ提供する際に残されている課題を考察する.

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最終更新日:2020年10月2日

 
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